ご縁に感謝いたします。
顎関節症専門の整体のボディーケア オフィス 烏丸
の北中です。
季節の変わり目で、お身体に不調も出やすい時期です。
皆さん、お身体の調子は大丈夫ですか?
外出されて帰宅された際には、
「手洗いとうがい」
をお忘れなく(^^)
さて、今回は「歯ぎしりの対策法」について書いてみました。
ストレスの多い現代人、7割以上の人が
「歯ぎしり」
「食いしばり」
をしていると言われています。
あなたは、大丈夫ですか?
放っておくと怖い「歯ぎしり」の対策法です。
という事で、ここでおさらいしましょう。
○歯ぎしりについて
・グラインディング
最も一般的な歯ぎしりです。上下の歯を左右にこすり合わせて
ギリギリとした音をたてるものです。
・クレンチング
「食いしばり」や「噛みしめ」と呼ばれるタイプの歯ぎしりです。
上下の歯をぎゅっと力を入れて強く噛みこむ為、音がしにくく
周囲の人にも気付かれにくいのが特徴です。
これは、寝ている時だけでなく覚醒時(目が覚めている状態)でも
起こります。
しかも自覚していないケースも多いようです。
・タッピング
上下の歯をカチカチとぶつけあうタイプの歯ぎしりです。
3つの中では一番発生が少ないタイプの歯ぎしりです。
これらの3つが独立している場合だけでなく、2つ3つと重なって
起こっている場合もあります。
○「歯ぎしり」の原因
諸説ありますが、原因には
・ストレス
・悪い噛み合わせ
・顎関節症
・睡眠時無呼吸
などがあげられます。
歯ぎしりと顎関節症との関係については、歯ぎしりが顎関節症を
引き起こす場合もあれば、その逆もあるようです。
どちらにしても放っておくと歯を損傷したり、
顎関節症を併発したりと大変な事になるかもしれません。
もし、あなたが
・朝起きた時にアゴがだるい
・朝起きた時に奥歯が痛む
・舌の奥に歯型がついている
・歯の犬歯が平らになっている
というような事柄を感じたならあなたも
「歯ぎしり」・「食いしばり」をしている可能性が高いです。
あなたは、大丈夫ですか?
歯ぎしり対策として…
①マウスピースの装着
歯を防御するという意味で有効です。
ナイトガードとしてお休みの時に装着して歯を防御する
効果があります。
また、食いしばり癖がある人は作業時にも装着する事により
歯とアゴを防御する事ができます。
特にPC作業やデスクワークの時にも装着されると良いでしょう。
ただし、マウスピースはあくまでも対処法であると思います。
②張り紙法
どこか目につくところに張り紙をして目にとまれば
「食いしばっていないか?」を確認する方法です。
(張り紙以外にも何か目印であればOKです)
これにより、日中の食いしばりの頻度を減少する事ができます。
③歯の噛み合わせの調整をする
歯科医の先生に歯の噛み合わせのチェックをしてもらい
噛み合わせが悪ければ調整してもらう事です。
もともと噛み合わせが原因であれば調整により
噛み合わせが良くなれば改善する方もおられます。
④整体をうけて身体の疲労を取る
歯科医の先生に診てもらい噛み合わせの調整をしてもらって
も良くならないケースは、他に原因がある事が考えられます。
整体の施術によって身体の歪みを整える事により、
疲労を緩和する事により軽減する事が期待できます。
⑤寝具を調整する(まくら)
普段使っている枕が合わない場合はこれにより
助長されている事も多いようです。
高めの枕や柔らかすぎる枕やクッションなどは、
頸椎(首の骨)にも負担がかかります。
安眠効果を下げるだけでなく歯ぎしりの
原因の一つにもなっている可能性があります。
これが良いという枕は一概に言えませんが、
柔らかすぎず高すぎず寝返りがしやすいものを
使うと良いと思います。
枕については以前にブログに書いていますので
参考にしてみてください。
くわしくは、コチラ
https://kitanaka88.jp/ago/1114.html
また、別の方法としては
「枕無しで寝る」
という方法もあります。
これで歯ぎしりが軽減したという人もおられるようです。
私の意見としては、毎日ではなく3日に1回
くらいは枕をして寝る方が良いと思います。
頸椎(首の骨)の負担を軽減する為にもずっと
枕無しはあまりおすすめはできません。
⑥ストレスを上手く解消する
歯ぎしりの一番の原因はストレスだと言われています。
ストレスを溜めない事、解消する事が一番の治療かもしれません。
しかし、なかなかストレスを溜めないようにする事や
ストレスを解消する事は難しい事だと思います。
ここでは、明日からできるストレスの解消法を
いくつか挙げてみます。
・ゆっくり入浴して身体を温める
・リラックスできる時間を確保する
・ヒーリング効果のある音楽を聴く
・綺麗な景色を見る
・温かい飲み物を飲む
・ストレッチなど適度な運動をする
・日光にあたり体内時計を正常化する
・美味しい物(好きなもの)を食べる
などでしょうか。
自分自身にストレスが溜まっている事を自覚する事や
何がストレスになっているのかが分かる事により
身体が変化されて回復される事もあります。
⑦安眠できる状態を作る
そもそも歯ぎしりは、ストレスと身体の疲労の影響を
強く受けています。
睡眠の質を高めることにより、身体の回復を促進させる事
により、軽減そして改善へと繋がると思います。
眠る前にできるだけ緊張を解く事がポイントなのです。
欧米人に比べて日本人は生真面目な性格もありずっと緊張状態
でいる人が多いようです。
いつも仕事の事や人間関係などが頭にある方も多いのでは
ないでしょうか?
自分では気づかないかもしれませんが、緊張状態のまま
眠りについている方が多いようです。
安眠できるようにする為に…
・寝る一時間前にはスマホやPCはしない、触らない
(脳が興奮しない為に)
・寝室の色調を落ち着く色味にする
(青、茶、緑が良いと言われています)
・ホットミルクなど温かいものを飲む
(カモミールティーなどもおすすめです)
⑧笑う(笑顔になってみる)
笑う事は健康に良い事は皆さんご存知だと思います。
笑う事(笑顔になる)事は顏の筋肉を緩める効果があります。
ストレスの多い現代社会では、笑う事が少なくなってのでは
ないでしょうか?
事実、子供は一日に400回以上笑うそうですが、大人はなんと
一日平均15回だそうです。
さらに、50代になると一日7回にまで減っているそうです。
少なくないですか?
また、笑うと言っても「愛想笑い」をしている人が多い
のではないでしょうか?
これにより、顏の筋肉のこわばりを作っている人
が多いと思います。
顏の筋肉(表情筋)が固くなると頭の筋肉も固くなります。
頭の側面の筋肉(側頭筋)は、咀嚼(噛み砕く)
に関係しており、アゴの不調にも大きく関係しています。
事実、顎関節症の施術には必ずアプローチします。
この側頭筋が固くなる事で「歯ぎしり」や「食いしばり」の
原因になっていると言えます。
側頭筋が緩む事により「歯ぎしり」や「食いしばり」
を軽減させる事が期待できます。
鏡をみてにっこり笑顔になってみてください。
いろいろな表情をしてみても良いでしょう。
顏の筋肉の緊張をほぐす事につながります。
○まとめ
いかがでしたか?
①~③は、一般的に歯科医の先生が奨められる対策法です。
④~⑧は、整体師である私がピックアップした対策法です。
歯ぎしりは基本的には、治らないと言われています。
なぜなら、原因がわからないケースがほとんどなのです。
歯科医の先生に診てもらったけど治らない…
という方も多いのではないでしょうか?
根治は難しいかもしれませんが、症状を抑える事や軽減は
可能だと思っています。
事実、当院にも「歯ぎしり」や「食いしばり」で
お悩みの方々が来院されます。
でも、皆さん良くなられています。
根治できているとは言えないかもしれませんが、
・「朝起きたときのアゴの痛みがなくなった」
・「家族から歯ぎしりの音がしなくなったと言われた」
・「マウスピース無しで寝ても朝起きた時の口周りが痛くなくなった」
というような声をいただいています。
身体を整えアゴへのアプローチをする事により、
歯ぎしりの症状は抑えられると思っています。
歯科医の先生に噛み合わせを診てもらい、
整体で身体を整えてアゴを整えると良くなる可能性は
高いと思います。
あなたは、大丈夫ですか?
もし、「歯ぎしり」や「食いしばり」があるのなら
お早目に対処して欲しいと思います。
お困りならいつでもご相談ください。
お力になれるかもしれません(^^)
コチラをご覧ください
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